カテゴリ
以前の記事
2015年 05月 2013年 07月 2013年 06月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 08月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2012年4月8日 (日) 車屋 正昭 spirit 福井の三つ打ち 国境を越えて 太鼓道場開講10周年 & 響太鼓結成30周年記念コンサートを終えて、、、 。
1)5尺の大太鼓使用しない 2) シンセ楽器など和楽器以外使用しない 3) 個人打ち&竹バチを使用した曲を多くする 4) 音の色で異種の太鼓を使用しバラエテイに富ます 5)曲間&転換時はトークを多くし、 より( 福井の太鼓 1960~80年) に近づけた内容にしたい。 このような想いをベースに、より精度 UPさせたコンサートを目指した。 1) 最後まで諦めるな! 諦めずに行動を続ければ 最後の最後で何かが起きる。 正にその通り,限度ぎりぎりに、曲(絆)& (美山の風)は仕上がった。イタリア ジェノバ( 響心道 Kyo Shin Do )メンバーのステファノ氏&ミルコ氏の二人が来日したのは、5日の夜だった。本番までの余裕時間は,金曜の1日と土曜リハーサル日の2日間のみ、しかも6日(金)は朝一番から夕方まで太鼓コースが … 前日7日(土)は 楽器搬入…ステージ,照明関係…サウンドチェック…通しリハーサル等、予定がいっぱい一杯。 曲創作の余裕時間は金曜の夜5時間程度のみ。せっぱ詰まり、追いつめられ、彼らの姿をみて、打ち乍ら曲を創っていった。私を含め3名により、桶胴斜め置きにて竹バチを使用する福井の匂いを全面に出しての(絆)、その2人にアメリカ テキサス ( 福井美山心鏡 Fukui Miyama shin Kyo)の代表 カレン ゼイダン氏(太鼓コースでのコーチ役)道場生2名を含め、 全5名による(美山の風)。追いつめられての曲創りではありましたが、時間と実力に合せた精一杯の曲が完成したものと自負。個人技でアドリブ打ちを中心とした 福井スタイルの和太鼓だからこそ出来得た事。 中止することは簡単だが、諦めずに、追いつめられて考えると、最後の最後、限度ぎりぎりで良いアイデイアが生まれるものである。 本番当日のコンサートは、第1部、2部を含め全体での評価も高く、演奏者&スタッフ&仲間の協力、全てに感謝。 知らずして和太鼓の本場と云われている北陸福井に生まれ育ち、 『 三つ打ち 』和太鼓に出会った事にも感謝あるのみ。 急遽来日の指示を出して下さった、ジェノバ(響心道) 代表 ルチアノ氏 をはじめメンバーの皆さんに感謝 ステファノ氏 & ミルコ氏の二人打ち(春息吹)リハーサル風景 2) 続ける事でしか得られない事がある。 (和太鼓 座 美山 )女性だけのチームであるが、打つ事以外の(間)(立ち姿)(演じる事)などに成長がみられ 安定性を増した演奏が出来るようになってきた。お稽古内容も、自分達でかなりのことまで進めることが出来るようになってきた。 なかなか難しく時間が掛かるところであるが、リズムを打つのは 打楽器、 魅せ方や演技が加わると和太鼓になってくる。更には心が加わると道になっていきますが、、。 特に昨年の後半より、外部からの評価も上がり、ステージをこなす毎に成長がみられ 今後更に期待が高まるところだ。3曲演奏した中では、やはり一番長く演奏している(一響)一段と磨きがかかり、浅野太鼓専務 浅野 昭利氏の五分打の評価も高く( 和太鼓 座 美山)に無くてはならない存在の曲となった。 太鼓道場開講10周年目にしてようやく、自信を持って世間にアピール出来るチームが存在するようになった。 座 美山 (天つ風の舞) リハーサル風景 3) 響太鼓30周年から得たこと ここ数年は、お稽古の日数も少なく、 会うことも少ないチームではあるが、 いざいざ出陣となってくると、協力体制や、結束力が一段と高まり、お互いの気持ちが噛み合ってくることで、演奏内容も向上していく。(夏の陣)(越前の響)など定番曲などの評価は高いが、やはり続けているから出来てくることだ。 今回のコンサートは 原点に戻ろうとの想いで、竹バチの曲を多くし、個人打 (東尋坊の怒濤)などを復活させた。虫追いや篠笛の名手福岡 治平氏は、30周年ステージに立つつもりで病気療養しておりましたが、残念ながら想いは届かず、今年の1月10日に他界されてしまいました。我々に残された形跡や思い出の数々を胸に秘め、メンバー全員ご冥福を祈りつつ、想いよ届けとばかりに渾身の力を振り絞り打ち込んだ本番は、素敵な彩り、音の色がしたようだった。 やはり和太鼓は、リズムも音色も想いや心も大切だと云う事、改めて感じられた。 現メンバー含め全員に感謝! 感謝! 感謝! 今後は 結成30周年を迎えた響太鼓チームにしか出来ないことを、一致団結し 、福井のスタイル(三つ打ち)を継承し続けていき、全世界に広めていきたいと考え 、行動を起こしていきます。 道場生 月組 (春一番)リハーサル風景 4) 世界から注目を浴びている(福井の三つ打ち) 世界の(鬼太鼓)(鼓童)のメンバーが最初に學んだ太鼓が(福井の三つ打ち)。片面を二人で演奏していた三つ打ちを両面打ちにし、現在も名曲(大太鼓)として世界中で打ち込まれ残っている。その三つ打ちは、その場その時一日限りの演奏をしていく 各自のアドリブ(即興)主体とした演奏である。 譜面で全てを決められている曲だと、改良や進化はさせにくいが即興演奏はリズムの組み合わせ、打ち方、間の取り方、バチ捌きなど自由であるから、自分の想いを表現、自分だけの音の色を奏で、演じることが全てであろう。しかしアドリブとは、何でも良い自由ではなくて、或る程度の決め事や範囲の中での自由で、相手のリズムを聴くだけではなく歌い、地打ちにノリ、身体から滲みでてくる表現が面白いのです。繰り返し 繰り返しお稽古を重ね リズムとバチ捌きや振りが一体となった時がベストの演奏と云えるのでしょう。太鼓は誰もが叩けば音が出て しかも単音であるから 簡単ではあるが、極めようとすればする程、尚更難しくなってくる。打ち込むことも難しいが、相手を生かし奏者をノセる地打ちの方もより難しくなる。その追求が面白くなり コンビを組んだ演奏、個人打が 和太鼓の醍醐味である。(福井の三つ打ち)は 太鼓を志す人には 一度は身につけて頂きたい奥義であると云われている由縁であろう。 ★大野奥越太鼓保存会のサウスポー田中氏の個人技、その打ち込みをより引き立てる竹バチ地打ち山田氏も逆位置で法被片肌脱いてのコンビ演奏、日本の芸能的な妙技を思い出されます。 浅野太鼓 専務 浅野昭利様、 炎太鼓様、たいころじい 編集長 小野様 ご来場賜り誠に有難うございました。地打ちの大切さ、舞台構成、照明などのメリ張り、曲の創り、など含めて、いろいろな言葉やアドバイスを頂戴致しました。今後は,更に進化させた,攻める,魅せる演奏を心がけ, 精一杯の太鼓人生,生涯現役をモットーに歩んでいきたいものと考えています。 車屋 正昭
by 1taiko
| 2012-04-12 16:23
|
ファン申請 |
||